社長のたまにログ

アクセスカウンタ

zoom RSS 社長のログ 第150号 平成25年3月18日 波左間の海23 英雄の治療

<<   作成日時 : 2013/03/19 08:36   >>

ナイス ブログ気持玉 33 / トラックバック 1 / コメント 0

天候:晴れ
風向:南西
風力:15m
波浪:1.0m
気温:20度
海水温度:16.5度
透明度:15m
潮流:なし

AM5時起床、事務所の中で夜明けのコーヒーを飲んでいると、港の電柱が断続的に口笛を吹いているのが聞こえてくる。一昨日から吹きっぱなしの南西の大風だ。
定置網漁の船の出港準備の気配はするが、風鳴の音が凄いのでエンジンがかき消され、あたり一面がヒューヒューピーピーと騒々しい。10m以上はは吹いている音だな、どうやら船頭は明るくなるまで出航を待機しているようだ。
待機する事しばし、東の空が暁に輝いてきた。完全に明るくなった所で、6時過ぎに定置網の船は出航して行った。

ここ波左間の海は南と西の風には強く、風速18m位までなら、陸から800m沖合いまでの場所は操業できるのだ。
南風と西風は、陸の山から吹き降ろしてくる風だから風は強いが海は穏やかで、漁港の岸壁に打ち付ける風は漣程度である。
また、波左間漁港は東南東から東南、南、南南西、南西、西南西、西までの位置を全て山や陸地に深く囲われた非常に恵まれた、昔からの良い漁場である。
港には小さな漣があるだけで、高根のあたりはいたって波静かな様子である。
定置網を操業している本船も風は強いが何とか頑張っている様子だ。
その沖、300m以上の沖合いは大時化で、洲崎の灯台の岩礁を回りこんだ波浪が白波を立てながら東京湾を目掛けて連続して通り過ぎていく。
波左間の海は東京湾の入り口で西側にあたる最先端の洲崎の灯台の岩礁と南にあたる山々で守られているため、春一番の大風や南よりの大風にはほとんど対応できる絶好のダイビングスポットでもある。

AM9時ごろ電柱の吹き鳴らす口笛の音が断続的に早くなってくる。15mは南西の風が吹いている事だろう。
定置網の船が帰ってきた。船頭がマンボウ1枚と教えてくれる。
私は直ちにダイバー船を横付けして、マンボウを頂き、マンボウランドに持っていく。
1.1mくらいのマンボウだ。放流する前に両の目に目薬を挿してやり、静かに9匹目を放してやる。
マンボウランドの中には9匹のマンボウの他、小さなダンゴウオが増えつつあるのだ。
マンボウランドの南側、50m付近は浅瀬の岩礁であり、そこで繁殖したダンゴウオがマンボウランドに移動してくるようだ。実際に萩原が岩礁まで行き、ちょっとの間にサンプルを2個体捕まえてきた。
(おそらく親子のファミリーが生息しているのだろう)
今日のゲストの人達の中にはベテランが何人もいて、何匹のダンゴウオを捜してくれるか楽しみだ。
マンボウランドでダイバー船から各ポイントを眺めて見てもいたって穏やかだ。
しかし海上では風鳴はないが15m以上の風は吹いているだろう。でも波左間の海は大丈夫だ。
戻るとゲストの人達が集まっていた。1本目を高根に、2本目をゲストの希望でドリームとマンボウランドの二手に分けることにした。

AM10時、高根に出発。強風を背中に受け、滑らかに進んでいく。
高根に到着し定置網の遥か沖側を見ると、洲崎の岩礁を回り込んだ大波が白波を立てながら東京湾の奥深く、連続して行進して行く様子は凄いものだ。
風は強いがたいした波浪は感じない。潜降ロープを伝わりながら10人のダイバーが水中に消えていく。私は最後に傷薬の軟膏(ゲンダシン)を持って飛び込んでいく。
まず海底神社(洲崎神社の分社)に参拝をし、大鳥居に向かう。
頼子がやって来る。今日は頼子の名誉の傷の手当をしてあげるのだ。
頼子は今の時期、毎年縄張り争いを受けて立ち。見事に挑戦者を撃退。勝利して名誉の負傷をしたのだ。彼らは決してお互い致命傷になるまでは争わない。
左下顎に長さ2.5cm、深さ6mmの裂傷だ。大鳥居の脇で人差し指に軟膏をベッタリ付けて、静かに頼子を左手でオデコに触れ抱える様にして軟膏を下顎にそーっと塗りつけてやる。
頼子は治療をしてもらえるのが分かっているのだ。およそ30秒間じーっと治療の終わるのを待っていた。

頼子は4年前にも、今の時期に縄張り争いで負傷をして、右上クチビルを、縦3cm、横6cmに剥がされ、私に助けを求めてきた。
その時も剥がれた部分にゲンダシンを塗り、アリナミンの錠剤を1錠、餌の中に忍ばせて与え、今では月に1度はアリナミンを与えている。
彼等の争いの方法は、口と顎の力で競い合い、顔の周りを噛み合うようだ。
口と顎を使い果たし、顎の力がなくなったとき、私たちダイバーのところにやってくる。
貝殻を砕く力が無いのだろう。私たちはカキ・サザエ等の貝をハンマーで割り、中身を食べさせてやる。
頼子とは22年の永い付き合いだ。お互いに信頼しあっているので、ゲストのダイバーでも必ず姿を見せて脇に来て癒され遊んでくれる。

今日の治療も無事終わった。体力を補うため好物のヤドカリを5個与えてあげた。
すぐ近くにエアードームがある。私はドームに入りマウスピースを外し、ゴーグルを取り、持参したコーヒーポットを開け、−17mの高圧下でブルーマウンテンの圧縮された強烈な香りをカップに注ぎ、一口飲むと熱い液体が喉元から下へと下がっていくのが、何とも素晴らしい千金の味覚だ。一口、一口と飲みながら周りを見ると、頼子がドームのアクリル越しに覗いている。
エアードームの空気の層が不思議に思えるのだろう。そうだ、頼子に音楽を聴かせよう。1mの空間の中だ。かなり遠くまで響くだろう。どうせダイバーも聴くのだから円舞曲が良いだろう。早速考えよう。
誰か知恵を貸してくれ(2kの絶対圧力に耐えられて、中で取り出せるケースが必要だ。)
一服を終え、時間を見ると30分が過ぎていた。浮上には早いが早めにエキジットする事にした。

2ダイブ目はドリームであったが、本文が長くなったので省略する事にした。
マンボウランドの人達は3月18日の波左間の海日記(ブログ)を見てください。
超カワイイ、ダンゴウオがマンボウと共に人気を呼んでいます。


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 33
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた
面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い
ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!)
かわいい

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
VISVIM サンダル
社長のログ 第150号 平成25年3月18日 波左間の海23 英雄の治療 社長のたまにログ/ウェブリブログ ...続きを見る
VISVIM サンダル
2013/07/09 23:51

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
社長のログ 第150号 平成25年3月18日 波左間の海23 英雄の治療 社長のたまにログ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる